PC準備編
まずはPCを調達
まずはPCがなくては始まらないということで、PCの調達から。実家にあった使っていないPCを拝借することとした。
ヒューレット・パッカードのHP Pavilion Notebook PC dv6a/CTという機種である。スペックは以下の通り。
【CPU】AMD Athlon X2 Dual-Core QL-67 2.20GHz
【メモリ】PC2-6400 DDR2-SDRAM 4.0GB
【HDD】WESTERNDIGITAL WD2500BEKT(250GB)
【OS】Windows Vista with Service Pack 1 (SP1)
可もなく不可もなくといったところだが、唯一の難点がでかくて重いということだろうか。
ちなみにバッテリーが死んでいるので、コンセントは必須。
せっかくだからスペックアップしてみる
まあまあ上等な(だと思う)PCを入手したので、せっかくなのでこのPCを以下のようにスペックアップをしてみた。
①【OS】Windows Vista ⇒ Windows 7 Home premium
②【ストレージ】HDD⇒SSD(Crucial製MX300、525GB)
③【その他】Office2010のインストール
Window 7は32ビット版なのでこれ以上のメモリ増設は不可。
①についてはインストールするだけの単純作業なので楽と言えば楽なのだが、Windows VistaからWindows 7へのアップグレードはものすごく時間がかかるとのこと。ネットで調べたところかかって4時間以上、場合によっては20時間もかかることもあるという。マイクロソフトのエンジニア、Chris Hernandez氏が自身のブログでそう述べているらしい。とりあえず、長期戦を覚悟し、深夜の就寝時間を利用して、インストールを敢行。翌朝、無事にインストールができているのを確認できた(寝ていたので何時間でインストールできたのかはわからない)。
②は、非常に手がかかった。というよりも2度も失敗した。
1度目はamazonで「簡単ディスク引越しKit」というデータ引っ越しソフトを購入し、外付HDDケース(GROOVY製SATA/IDE-CASE2.5BK)にSSDを入れて、USB接続(USB2.0)でデータ転送を試みた。データ引っ越しソフトはいろいろあったものの、amazonで販売されているものはほとんどレビューの評価が低いのでイマイチ買う気になれない。そんな中で「簡単ディスク引越しKit」は価格も安い上に、レビュー評価も高いので買うことに決めた。
フリーソフトで試すという選択肢もあったのだが、「フリーにしても最終的に有償版でないとすべてのデータを移せないようになっているのではないか」と勘ぐってしまい、フリーソフト案は却下した。
早速、購入&ダウンロードし、「簡単ディスク引越しKit」を起動してみた。どうもレスポンスが悪い、いや悪すぎる。インストールに何時間もかかるWindows 7だから仕方ないかと思い、ひたすらソフトの指示に従う。待つだけ待ってようやく転送が始まった。すると、「推定所要時間50時間◯◯分」と出てきた。なんだそりゃ・・・。これはいくらなんでもダメだろと思い、引っ越し作業を止めた。
2度目はWindows 7 のバックアップ機能を利用しての引っ越し作業。早朝5時に起きて作業開始。しかし、これも転送の進捗が非常に遅い。出勤までの2時間でわずか20%しか進んでいなかった。とりあえず、PCをそのままにして転送作業を進める。
その日の勤務を終えるや否や、帰宅中に妻に電話して「いま何%?」と聞いたところ、「40%ぐらいだよ」との返事。なんだよ、それ・・・。それもだめじゃん。家につくなり、バックアップでの引っ越し作業を中止した。
※こちらとこちらのブログを参考にさせていただきました。両サイトの管理人様の名誉のために言わせていただくと、私のやり方が間違っていたため失敗しました。Windows 7のバックアップ機能を利用しての換装もありだと思います。
ほんのちょっと絶望感に駆られながらもここでひとつの発見をした。
外付HDDケースにeSATAがついているからそれ使えば多少は早くなるのではないかと。幸いにもHP Pavilion Notebook PC dv6a/CTのほうにもeSATA差込口がある。
これでだめならクリーンインストールするつもりで3度目の正直。
方法としては最初に出てきた「簡単ディスク引越しKit」を用いてeSATA接続した外付HDDケースに転送というもの。
今までeSATAを使ったことはなかったんだが、USB2.0の転送速度は最大480Mbps(理論値)、eSATAは最大3Gbps(理論値)と素人目から見ても性能の差が歴然としている。理論値で約6倍以上の差だから実際の転送速度はもう少し劣ったとしてもかなり速いはず。
さっそくeSATA接続で引っ越し開始。推定所要時間が「5時間◯◯分」と出てきた。USB2.0では50時間以上と出ていたのだからこれは儲けもの。これも夜間の就寝時間中にデータ引っ越しを行い、翌朝無事に引っ越し作業が完了していることを確認できた。
※ちなみに引っ越し作業中はソフトの性質上、他のソフトを起動できないので画面のスクリーンショットが出来なかった。
無事に引っ越しできたのはいいものの、どうでもいい問題が発生した。もともとHP Pavilion Notebook PC dv6a/CTにはひとつのドライブに2つのパーテーションが存在していて、Cドライブにシステムもろもろのデータが、Dドライブにリカバリー用のデータが格納されていた。何のためにDドライブが存在するのかよく分からなかった(リカバリーに使うのは十中八九間違いないのだろうけど)。
しかし、「簡単ディスク引越しKit」で引っ越しを行うと、引っ越しできるデータはCドライブのみと単一のパーテーションのみらしい。注意書きのメッセージに出てきたんだが、詳しい内容は忘れた。いずれにせよあったところで今後リカバリー用領域は使わないだろうと判断して、CドライブのデータだけSSDに引っ越しすることになった。とりあえずは、HDD→SSDへの換装は無事終了。
換装前後のスペック↓。左が換装前、右が換装後。
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