超漢字とは
超漢字とは何か?
超漢字とは東京大学坂村健教授が1984年から提唱してきたTRONプロジェクトのうちBTRONに準拠した純国産の基本ソフト(OS)である。厳密に言うと、OSはB-right/Vと呼ばれるもので、それに標準搭載のフォントや各種ソフト(ワープロや表計算ソフト)を含めたものが超漢字で、パーソナルメディア株式会社から発売されている。
超漢字の最大の特徴は、①約18万字の漢字や文字を扱える、②「実身/仮身モデル」というネットワーク型システムを備えている、③TAD(TRON Application Data bus)と呼ばれる統一されたデータ形式を採用しているのでアプリケーションによって使えないということがない、④軽快かつ安定して動作すること、である。
BTRONとは何か?
BTRONとは「Business TRON」のことで、TRONプロジェクトのうちビジネス局面における基本ソフト(OS)や その仕様すなわちパーソナルコンピュータ関連を指す。
TRONとは何か?
TRONとは「The Real-time Operating system Nucleus」の略で、リアルタイム性(確実な応答時間)を重視して設計されたオペレーティングシステム群である。TRONにはBTRONの他に、ITRON(組込み用)、CTRON(大規模通信用)、JTRON(情報端末組込み用、ITRONと適用JavaのハイブリッドOS)など適用する機器の種類に応じたOSが用意され、全体としてシリーズ化されたOSとなっている。
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