私のボポモフォ学習法
このページでも書いたように、台湾にやって来たものの何を言っているのか分からず、「まずは中国語の語彙を身につけないと生活すらままならない」と考えて、ほぼ毎日辞書とにらめっこの生活を始めました。 しかし、ただ中日辞典or日中辞典をめくっているだけでは「日本語に対してまだまだ甘えが残ってしまうな」と考え、中国語の単語の辞書引きを色々調べた結果基本的に『新編國語日報辭典』という辞書で行うことにしました。
なぜ『新編國語日報辭典』にしたのかというと、この辞書がその他の辞書と比較してみて、注釈が非常に平易で分かりやすかったからです。逆に一般向け=大人向けでは若干注釈が難しく感じることがありました。(正しく理解はしていませんが、恐らく『新編國語日報辭典』は小中学生向けの辞典なのではなかろうかと思います)。
さて、「さあ、この『新編國語日報辭典』で勉強を始めるか!」となったとき、ひとつの障害にぶちあたりました。それは「どうやって字を探すか」です。
ここは台湾、いままであたりまえのように使っていたピンインは一切使いませんし、使えません。部首引きはできなくないけれども、引くのにものすごく時間がかかってしまい効率的ではありません。
となったときに、それでは台湾人はどうしているか? ボポモフォ(注音符号)で探したい漢字を探すのです。日本の漢字字典でカナ引きのページがそのままボポモフォ(注音符号)になっていると考えてよいでしょう。一定の法則にしたがってボポモフォが列挙されているので(まるであいうえお順のように)、それを元に探したい漢字を探すのです。
じゃあ、「自分もボポモフォで字引きをしてみるか」、というわけで全くボポモフォに基礎知識のないまま、『新編國語日報辭典』で字引きを始めたわけですが、とにかく最初はどんな順序でボポモフォ(注音符号)が並んでいるか分からず、「ㄅがbで、ㄆがなんだっけ?」という状態でした。
というわけで、このような状態では二進も三進もいかず、思案した挙句に自分でピンイン-ボポモフォ対照表を作って、それを見ながら字引きを始めました。
最初は何度も何度も対照表を見ながらの字引きでしたが、毎日使っているうちにだんだんとボポモフォ(注音符号)が自然に頭に入ってくるようになり、2ヶ月程度で完全に頭の中にインプットできました。
ポイント
- ・覚え方は人によってさまざま。まずは自分がボポモフォ(注音符号)を覚える必要性と理由を明確にしよう。そして覚え方を自分なりに工夫すべし。
- ・「ひらがな」的な文字だからといって侮るなかれ。
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